北欧借りぐらし

北欧研究所員が気になったことを調べてまとめます。

コペンハーゲンで一か月以内に住所探しする方法☆

そういえば、つい先日ようやく引っ越しが終わりました。コペンハーゲン市内から、Lynbgyという少し郊外へ。引っ越してみて、非常に居心地が良いです。

もともとコペンハーゲン自体、そこまで便利都市ではないので特に不便は感じません。最高便利都市東京と比べてはいけませんね。

新しい家の近くに牧場がありますし、庭にはリスが出てきます。馬には勝手に「ポ二夫」「シマ男」と名づけました。いつも何も考えていないような顔をしてぼーとしています。見ていると癒されます。

今はけっこう落ち着いていますが、実は引っ越し先を探すまでは相当焦りました。日本国外での引っ越し、ましてや「家を見つけるのが大変」ということで大変有名なコペンハーゲン。「家を探しているんだよね」というと、友人皆「それは大変だ!」と一緒になって焦ってくれました。

そんななか、どうやって家探ししたのかちょっとまとめてみました。めちゃめちゃニッチな情報満載ですが、もしコペンハーゲンで家探しをする人がいれば参考になれば幸いです。

courrier.jp

 

ひとりで勝手にスーパー総選挙 in コペンハーゲン

海外のスーパーマーケットが好きです。これまで欧州らへんをふらふらしていましたが、旅行中は必ずその現地のスーパーマーケットで買い物をします。記憶に残っているのはブタペストのスーパーマーケット。突然、日本人大好きおじさんに話しかけられてなぜかケーキをプレゼントしてくれたことかな。いまでも謎です。ケーキは目が覚めるような濃い甘さでした。

こちらの生活に段々慣れてきて、デンマークのスーパーはいつも同じ商品でなんだかつまんないなあ、と思いはじめていましたが、今回調べてみてまだまだ(お金があれば)良いスーパーがあることに気づきました。近所だからってNETTOばっか行ってちゃだめですね。ご協力していただいた皆様、ありがとうございました。

 

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ちなみに、東京で一番好きなスーパーはオーケーでした。鶏のささみが断然安かった。西友も便利だけど。

 

デンマーク教育制度・福祉制度がサポートする「子供の自立」と「親の自立」

ぜんっぜんブログを書いていなかったので、久々に更新します。

日本では「自立した人間になりなさい」と母から言われて育ってきましたが、いまいちその「自立」自体の指す意味がわかっていなかったと思います。(多分母も?)

デンマークで暮らして、教育制度や家族関係を調べてみて、「自立」について改めて考えさせられました。

 

でもこのあいだ、コペンハーゲン在住10年の日本人妻さんから「なんかデンマークの家族って水くさいねん」というお言葉を聞いたので、節度ある、個人を尊重するデンマークの家族関係は、日本人にとってよそよそしく感じてしまうのかもしれません。

 

www.ryugakupress.com

 

デンマーク図書館のありあまる魅力

デンマークの図書館が大好きです。

いまもデンマークの図書館でこれを書いています。何が好きかって居心地のいいデザイン。いつまでも居たい。カフェはもちろん併設。お年寄りのためのPCワークショップなんかも開いているし、子供がパソコンでゲームできたり、最新ゲームが借りられたり…。税金を使って造られた公共施設がどうあるべきか、とか考えさせられました。

昨日、家の近くの図書館員さんとおしゃべりして、「またおいでよ、今度はもっと話そう」と言ってもらったので、足繁く通う予定。

下は、クーリエで書いた記事です。王立図書館からは、写真のような素敵な眺めを楽しめます。

 

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北欧教育制度が気になって気になって飛んできた

筆不精にもかかわらず、ゆったりと、もうひとつブログを書き始めました。

クーリエEXPATで掲載されています。

日本での仕事のキャリアとか、もう結婚適齢期だとか、残酷なまでに減りゆく貯金額とか、そういう不安を全部無視して、やりたいことをしようと思いました。

 

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食事の美味しさと幸福度には相関性がないのか

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「うるさいんだよ」

と妊婦の友人に言い捨てて、おっさんは電車から降りて行った。それをあとで友人から聞いて、私は非常に憤慨した。

 

きっと私たちが仕事帰りのサラリーマンだったら、あのおっさんは絶対に「うるさいんだよ」なんて直接言わなかっただろう。また、私たちのどちらかが男であっても、言わなかっただろう。もしかしてあのおっさんは、友人のお腹の大きさが見えなかったかもしれないし、私と友人の会話があまりにもおっさんにとって不愉快だったのかもしれない。しかし、言うだけ言って、次の駅で去って行ったのは腹立たしい。きっと降車駅の直前だったから言ったに違いない、そう勝手に確信している。

妊娠中の友人は相当アクティブな人だ。土日の予定はたいてい埋まっているし、平日はバリバリに働き、妊娠休暇をもらう直前まで「仕事が終わらないから」と夜10時まで働いていた。そして休暇に入り、暇だと言って今後の仕事に関係する資格取得の勉強を始めた。水中で泳いでいないと死んでしまう魚のような人だ。

その友人と歩いていて妊婦の目線を知る。知っていたけれど、日本は、特に東京は、妊婦には不寛容な社会だった。基本的にパーソナルスペースか無さすぎる電車内で乗客はなぜか彼女のボーリングの球よりも大きなお腹に気づかないし、彼女が優先席で席を譲ってもらうこともそんなにない。そもそも車内にいる乗客がなんかみんな疲れている。他人に優しくする余裕がなさそう。デパートの買い物に付き合ってもらった時も、友人の横をぶつかって通り過ぎる人々の無遠慮さに私はハラハラしっぱなし。喫煙する人のいる飲食店には当然入れない。

 

 

弾丸で日本に一時帰国した。改めて、日本の暖かい気候と、トイレの綺麗さと、物価の安さと、何よりも食事のおいしさに感動した。

日本はご飯がおいしい。間違いない。それは私が日本生まれ日本育ちである事実も過分に影響しているけれど、きっと世界的にみてもそうに違いない。クラスメイトのデンマーク人と比較しても、日本人学生や韓国人学生の食への追求というか、こだわりは強い。

こんな眉ツバランキングがある。CNNが発表した世界グルメランキング。日本は堂々の5位。

※ソースの信頼度や、そもそもの味覚の個人差への疑問や基準のツッコミは今は置いておく。

www.cnn.co.jp

ちなみに東京は、米誌サブールが選ぶ世界ベストフードシティに選ばれたりしているらしい。軒並みアジアが高ランクイン。

アジア諸国が上位ランクインしていることに、主婦率の高さや家事負担の重さとの関連性が一瞬頭をよぎったけど、そこもそっとしておきます…)

www.cnn.co.jp

 

そして、ランキングといえば、デンマークを一躍有名にしたかの有名な「世界幸福度」ランキング。この幸福度上位各国は、上記のグルメな国ランキングからは完全圏外。

www.huffingtonpost.jp

参照:https://s3.amazonaws.com/happiness-report/2018/WHR_web.pdf

ここで日本は堂々の54位。

上の記事の争点となっているのは「何をもって幸福」であると個人個人が判断しているか、ということ。ちなみに、この幸福度ランキングは国連の幸福度ランキングであって、ほかにもあと2つくらい世界幸福度ランキングなるものが存在します。その別ランキングの1位は、フィジー、日本は18位。指標が異にすれば、幸福の度合いも異なるようです。

 

しかし、これらのデータを信じるとすれば、美味しいものと幸福度の相関関係はなさそう。

はて、じゃあどんなときに人は幸福を感じるのか。

それを調べた研究がある。TEDに登壇していたからこの話は有名かもしれない。史上最長の追跡調査と言われているこの調査は、1938年から75年間かけて、724人の男性の人生を追っていったもの。調査対象は、2つのグループ。ハーバート大学2年生グループと、ボストンの極貧地域出身のグループ。この中から医師やアル中になった人もいれば、アメリカ大統領になった人もいたらしい。2015年時点でこの調査に参加した60人がご存命。全員90歳代。そして素晴らしいことに、今は彼らの子供2000人以上にこの調査に参加してもらっているそう。

TEDに登壇したのは、4代目の研究責任者、ハーバード大教授ロバート・ウォールディンガーさん。この史上最長研究から分かった、人が幸福になる答えはシンプルでした。

「愛情のある人間関係」

調査から、人間関係は、健康にも影響し、脳の機能にも大きな影響を与えていたことが分かりました。80代の被験者たちから得た調査なので説得力がありますよね。

じゃあその「よい人間関係」を作る方法は?

ロバートさんは言います。あなたに出来ることは無限にある。テレビやPCの前にいる時間を、散歩やデート時間に充ててみること。

 

日本で出会った無礼なおじさんを思い出す。

偏見かもしれないが、妊婦に何かを言い捨てるようなおっさんは愛情のある人間関係を築いていなさそうだった。そして仕事でPCに向かっている時間の代わりに、誰かとの散歩やデート時間に充ててはないだろう。

個人的に、環境が人を作ると思っている。でも、大人になったら、その環境を変えるのも作るのも、苦しい環境から逃げるのだって、自分の選択。私だってあのおっさんのようになってた可能性はある。

デンマーク人が幸福だとすれば、それはもしかすると、どんなにサイエンスが発達しても、彼らが人との対話や家族との時間に大きな価値を見出す文化と環境にあるのかもしれない。 

自分のことを棚に上げているけれど、私はこれまで「良い人間関係」構築を後回しにしてきてはいなかっただろうか?

 

 

www.ted.com

 

 

 

デンマーク人との国際結婚は年々厳しくなっているのか

 

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デンマーク人彼氏がいる友人がぼやいていた。結婚したくないなあ。

別に婚約者と喧嘩中とか、婚約者家族との相性が悪いとかそういうことではない。配偶者ビザが問題なのです。国際結婚を考えるカップルが必ず直面する問題、それが

配偶者VISA、または永住権。 

友人の場合は、ワーホリビザで一度デンマークに滞在し、ワーホリビザが切れる前に配偶者ビザに切り替える予定だった。しかし、デンマーク配偶者ビザ、認可されるのがとても遅く、5か月以上かかるという噂。(web上では最大10か月かかると記載されている)

その間、デンマーク国外から出てはいけないし、CPRナンバーも付与されないので、仕事もできなければデンマーク語学学校にも行けないそう。同じような悩みを持つ友人は他にもいる。デンマーク配偶者ビザをすでに申請した別の女性は、デンマーク語家庭教師を雇ったと聞いた。

 

 そして外国籍の私たちがデンマーク配偶者ビザを取得するのには、いくつかの条件がある。(下記要件は、結婚相手がデンマーク国籍所有者の場合)

さっくり列挙すると、

●申請料5900DKK。日本円にして現在のレートで10万4202円。※1

●結婚式を行っていて、(特別な状況下でない限り)18か月以上一緒に住んでいること。

援助交際じゃないこと。(年の差がありすぎたり、電撃婚すぎると怪しまれる)

●永住権目当ての結婚じゃないこと。

●基本的に24歳以上であること。(深刻な病気だったり、嫡子がいた場合とか例外あり)

●母国よりもデンマークとの結びつきが強いこと。(デンマーク国外で長期滞在してないか、デンマークで働いているか等)

デンマーク語を学んでいること。(A1レベルのテストを決められた期間内に合格していること※2

 

デンマーク国籍所有者側が国際結婚する条件はこちら。

●家を持っていること(一人当たり20平方m以上の)

●過去3年間に社会保障を国から受けていないこと(失業手当や生活保護

●貯金が55,375DKK以上あること。日本円にして97万8009円。※3(でもこれはデンマークのA1テストに合格すると39万1206円に、A2のテストに合格すると19万5602円に減らせます)

 

ざっくりとしか書いてないので詳しく知りたい方はこちら(デンマーク移民局ページ)から。(https://www.nyidanmark.dk/en-GB/You-want-to-apply/Family/Family-reunification/Spouse-or-cohabiting-partner?anchor=canyouapply

 

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☆注釈

※1 数年前は申請料が無料だった。

※2 私見だが、デンマーク語を独学で習得するのは大変難しい。これまでは、居住許可を取得した人全員が無料でデンマーク語学校に通える制度があった。

しかし、2018年8月以降は有料になる。金額は、およそ2000DKK(およそ3万5000円)/2-3か月。また2018年3月8日の記事では、これまで移民を受け入れてきた語学学校が閉鎖することが発表され、約300名と教師と生徒に影響が出るという。勉強中の生徒は転校を余儀なくされ、教師は職を失う。(http://www.yourdanishlife.dk/what-is-happening-with-the-danish-lessons-and-language-schools/

※3 今年になって制度を変更。担保金額があまりに高かったため、他国から批判を受け今回減額された。

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ちなみに、これはあくまで要件。

実際に必要となる詳しい提出書類等は、住んでいる各自治体の職員に聞く必要があります。日本外務省アポスティーユ付きの独身証明書や、戸籍謄本などが必要です。これらを集めるのにも、前々からの準備が必要ですね。

個人的な意見ですが、デンマークは小国なだけあって意思決定、実行が早い。制度が(良い意味でも悪い意味でも)すぐに変わる。なので、今後も結婚要件制度が変わって行くかもしれません。

 

 このように年々、国際結婚要件が厳しくなるなか、CPHPOSTではこんな記事もありました。

【より多くのデンマーク人がタイ人と結婚】(http://cphpost.dk/news/more-danes-marrying-thais-figures-show.html

デンマーク統計局の調査によると、2017年の10月から12月の間に、105人ものタイ出身の女性とデンマークの男性が結婚していることがわかったというニュース。十分な教育を受けた英語を話すタイの女性の増加が、インターネットのマッチングサービスでの英語のやり取りを可能にしていることが主な要因とある。

 

個人的には、ふーんだからどうしたとも思える記事なんですが、そう思わない人もいるかもしれません。 私は結婚の統計にあまり詳しい人ではないので、3ヶ月に105人が多いのか少ないのかわかりませんし、なぜ記者がタイ人だけに着目したのかもわかりません。もしかすると、このような事実が背景にあって、国際結婚要項が厳しくなってきているかもしれませんし、そうではないのかもしれません。ただ、思ったのは、誰かがこの事実に着目して、調べて、読者に知らせたいと思って、CPHPOSTも読者がきっと読みたい記事だろうと思って記事にしたということ。人は見たいものを見て、聞きたいことを聞く生き物なので、こういった小さな意識の集合、人の意思や行動が法や制度を動かすのだな、という見方もできます。

 

さて…話は戻りますが、たとえ無事配偶者ビザを取得しても、さらに選択しなくてはならないことがあります。友人の悩みは尽きません。それは国籍。日本は二重国籍を認めていない国なので、よぅく考えたうえで決めなくてはならなりません。年金問題社会保障制度に関わってきます。国際結婚をした多くの日本人は、いまだ日本国籍のままのようです。

しかし、最近聞いた話だと、ずっとデンマークに住んでいて、その間ずっとデンマークに年金を納めていたのにも関わらず、退職後国外に出るともらえなくなってしまうそうです…ちなみに、それはデンマーク国籍所有者だと該当しないそうです。日本国籍は今後も保持するに値する国籍なのか…気が向いたら、デンマーク年金制度についても調べて書き留めていきたいと思います。